rebase -i コマンドについて
git rebase -i コマンドが色々と便利なのでまとめてみました。
注: pushしたコミットに対して使用しないでください。
対話モードに入る
git rebase -i <コミットid> # 例 git rebase -i HEAD~2
すると、下記のようなテキストエディタが開きます。
pickという箇所を書き換える事で、様々な作業を行うことができます。
# 指定したコミットを基点に上から古い順番に並びます。 pick 326fc9f addの説明を追加 pick 9a54fd4 commitの説明を追加 pick 0d4a808 pullの説明を追加 # Rebase 326fc9f..0d4a808 onto d286baa # # Commands: # p, pick = use commit # r, reword = use commit, but edit the commit message # e, edit = use commit, but stop for amending # s, squash = use commit, but meld into previous commit # f, fixup = like "squash", but discard this commit's log message # x, exec = run command (the rest of the line) using shell # # If you remove a line here THAT COMMIT WILL BE LOST. # However, if you remove everything, the rebase will be aborted. #
コミットメッセージのみを修正する
変更したいコミットのpickをrかrewordに変更します。
# 変更前 pick 326fc9f addの説明を追加 # 変更後 r 326fc9f addの説明を追加
テキストエディタを終了すると、そのままコミットエディタが開くのでコミットメッセージを修正します。
コミットを編集する
変更したいコミットのpickをeかeditに変更します。
# 変更前 pick 9a54fd4 commitの説明を追加 # 変更後 e 9a54fd4 commitの説明を追加
テキストエディタを終了すると、下記のように表示されます。
Stopped at 2143060... commitの説明を追加 You can amend the commit now, with git commit --amend Once you are satisfied with your changes, run git rebase --continue
基本的には以下の流れで行います。
1. ファイルを修正する。
2. git add コマンドでステージに追加する。
3. git commit --amend コマンドでコミットを修正する。
4. git rebase --continueで完了する。
注:
git rebase --continueを行って、他のコミットとコンフリクトが発生した場合は
その箇所を修正します。修正後、git addを行い、再度 git rebase --continueを
実行してください。
コミットの順番を並び替える
対話モード内でコミットの順番を変更するだけでokです。
# 変更前 pick 326fc9f A pick 9a54fd4 B pick 0d4a808 C # 変更後 pick 9a54fd4 B pick 326fc9f A pick 0d4a808 C
コミットを削除する
対話モード内で適当な行を削除するか、pickをdかdropに変更します。
# 変更前 pick 326fc9f A pick 9a54fd4 B pick 0d4a808 C # 変更後 pick 9a54fd4 B # pick 326fc9f A # <= コメントアウトでも可 d 0d4a808 C
コミットを一つにまとめる
pickをsかsquashに変更します。squashを指定したコミットは直前のコミットと一つになります。
# 変更前 pick 326fc9f A pick 9a54fd4 B pick 0d4a808 C # 変更後 pick 326fc9f A s 9a54fd4 B pick 0d4a808 C
対話モードを終了後、コミットエディタが開くのでコミットメッセージを編集して終了してください。
途中で編集を中止する
git rebase --abort
